「……?」 影ができ、 不意に顔を上げると 冷たい目をした男が立っていた。 「へぇ。こいつが噂の女か。すげぇ上玉じゃねぇか」 その男は、わたしの顎を 掴み上にあげるとニヤリと笑う。 「船長~。コイツどーするんすか?最初は売るって言ってたけど…本当に売っちまうんですか?」 「あ?そうだなぁ…売ったらすげぇ高値で売れるんだろうな。…ん?何だこれ、真珠か?」 そう言って船長と呼ばれた男はネックレスの宝玉に 触ろうと手をのばしてくる。