「あれ、誰かこっち来る…えっ…!?」 一瞬だった。 数人が、わたしに向かって 歩いてきたと思った瞬間、 取り囲まれた。 「へへっ、捕ま~えた。俺らと一緒に来てもらおーか」 男数人にリリアが 敵うわけがなく、 男達に付いて行くしかなかった。 《リリア、海賊には気をつけて?あなたは、人間にとったら珍しい、手に入れたくなる存在なの。その宝玉も手放してはいけませんよ?》 母に言われたことを、 今更ながら思いだした。 男達の身柄からして、 この人たちは海賊だろう。