第二章「運転手」


僕の職業は運転手だった。
先週まで電車の運転手だった。
先週僕は電車で刑事を轢いてしまった。
それで僕は職を失った。
どうして刑事はあんなところで立ち止まったんだろう・・・
同じ日に女の死体も見つかったらしい。
その死体が見つかったところは去年も女の死体が見つかったところなんだとか。
呪い・・・ かなあ・・・

僕は今無職だ。
僕はカーテンも開けずにずっとパソコンをいじっている。
ネットでは僕の事件についてのスレがいくつもできている。
どうしてこんなことになったんだ・・・

そんなとき一つだけ違うスレを見つけた。
そのスレは悪いのは僕ではなく刑事のほうだと言うスレだった。
僕は自分が悪いと思っていた。
だからそのスレを見たときはおどろいた。
そのスレへのレスは今はまだ少ない。
なんとかこのスレを支援しよう、そう思った。

どうすればいいんだろう。
とりあえず書き込んでは見たがいまいちな反応だ。
だが所詮は当事者のことは何も知らない。
このスレが大きくなっても罪がなくなるわけではない。
この方法はあきらめることにした

もう僕はずっと動画を見たりゲームをしたりの日々だった