「んで、今のは推理の役に立ったかね」

いや、あんまり。

「まあ重要なんだろうね、私が見れるってことは」

? どういうことだ。

「ああ、私は事件と無関係の人間を見ることはできないのよ。そして近く不幸なことが起こる人。」

ほう、だからいまのところ皆バッドエンドなのか。

「そうね、私はすべての希望を信じているわ。その信じる心が希望と合わさったとき、希望は奇跡に変わるのよ」

なるほどな。いいぞ、俺も信じてやる!

「ありがとう・・・な」



「次の話は手品師の話よ」