ヒュンヒュンヒュン


ロッキングチェアーに揺られながら天井の
フライファン
を眺める。


何時もと変わらぬ光景だ。


だが今日は違う。
兵役の恩給が支給される日だ。
これでも俺は 北爆時代 に、

Strike King

と呼ばれる、
ボンバークルー(爆撃機乗り)
だったのに、今では
恩給を支給される、ただのアル中の年寄り
に成っちまった。


でもまぁ、こうして恩給を貰い、酒が呑めるのだから、良しとしないといけないかな?!


さてと、恩給を貰いに行くか。

そうしておもむろに部屋を出た。