耐え兼ねて成田に思いの丈をぶつけた次の瞬間、私の視界は遮られ、気づいたときには成田の腕の中にいた。 そして成田は私を諭すようにゆっくり、優しく話しだした。 『一回しか言わねぇから良く聞け。 すげぇ似合ってる。イメージ通りでびっくりした。 柚希さぁ、過去にいろいろあったから仕方ねぇのかもしれねぇけど、お前は自分が思ってるよりずっと可愛いから。 もっと自分に自信を持っていいんだぞ』 多分、スッゴく気を使ってくれたんだと思う。