成田の指差す先には、A〜Gまでのシールが貼ってあるクリアケースでその中には下着が入っている。 私がおろおろしていると、成田が私の方をじっと見つめ、迷わずCのクリアケースを持ってきた。 『これで合ってるよな?』 す、凄い!合ってるよ……。 私は恥ずかしくて、無言で頷いた。 『さっさとこの中から好きなの選べ。早く選ばねぇと、俺が決めるからな』 と言い残して、成田は部屋の端っこの方に行ってなにやらごそごそし出した。