屋上Lovers




俺は部室の中に入ってる俺のお昼寝用のタオルケットを柚希にかけ、余った端っこで柚希の長い髪の毛をガシガシ拭いた。




タオルケットで吸い取れるだけ水を拭いたが、依然として服は濡れたままで、このままじゃ風邪引くから俺は家に帰ることにした。



柚希を置いてきぼりにする訳にもいかず、一緒に家に連れていく為、俺は柚希を起こした。



「おぃ、起きろ!」



起きる兆しがない。



首がおかしくなるんじゃないかってくらい揺さ振ると、やっと起きた。



でも完璧にまだ夢の世界にいる。