俺は腕の中で寝ているを柚希を起こさないように柚希の背中にさっきまで俺が使っていた、ブランケットをかけた。 それから柚希の唇に軽く口付けをして、俺も夢の世界に堕ちていった。 ────────── ────── 俺達が起きたのは、それから何時間たったのか、日は既に西向きに傾いていた。 俺は水の冷たさで目が覚めた。 人間、水かけられると目が覚めるって本当なんだな。 俺達が遭ったのは夏直前、よくある激しい夕立。