しばらく抱きしめて撫でていると、この変な体制から腰が痛んできた。


俺たちはベンチに座りながら抱き合っていて、俺は上半身を90度にひねっている。



しかも二人の距離は真ん中に一人座れそうなほど空いている。



極めつけは俺たちの身長差。柚希は足が長いから座高でいうと、25cmほど。


しがみついて泣いている柚希はさりげなく俺の上半身を下から引っ張ってる。



このつらい体制についに俺は我慢出来なくなって、柚希を持ち上げ、横向きに俺の膝の上に座らせた。