歌に夢中で忘れてたよ…。 私としたことが自殺というミッション遂行中に見つかってしまうなんて……。 しかも、びっくりして歌止まっちゃったし……。 『Dearお母さん、 柚希はいろんなことに疲れました。先に眠ることを許して下さい。 柚希はお母さんの子供に「勝手に朗読しないでよッ!」』 何処から出てきたのか、私の靴の横にはさっきの声の主だと思われる男が座っていて、私の遺書を淡々と読んでいた。