『柚希はさ、俺になんで心を許したくないの?別に良くない?俺たち付き合ってんだからさ』 「そんなこと言って、また裏切るつもりなんでしょ?」 私の言葉で険しかった顔がもっと険しくなった。 『お前さ、またって誰と比べてんだよ…。俺は俺だろ!?裏切るだと!?お前のッ、柚希の言葉を信じて一晩中ここで待ってた俺が裏切る筈ねぇだろ?』 やっぱり、昨日の放課後からずっと待ってたんだ……。 成田の言い分にキリキリと心が痛んだ。