私が声を発した瞬間、成田は私の言葉の上から被せるようにしゃべり出した。
『お前さ、何してた訳?』
「あ…、別に成田の寝顔を見てた訳じゃないよ!?怪しいことは何もしてません」
私は今、ここで何していたかを聞かれたんだと思って、疑われないように答えたんだけど、成田が聞きたかったことは全然違って、
『は?俺は放課後から今まで、何してたって聞いてんだけど。ずいぶん来るの遅かったじゃねぇか』
なんとも答えにくい質問をしてきた。
でも、こんなに唐突にされた質問に、調子良く嘘がつける程私の頭はよくなかった。
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