「あのッ、ごめんなさい! 次は気を付けるからッ、明日も明後日も管理人の仕事ッ、手伝わせてください。グスッ。あ、あと、明日からも、一緒に帰りたいです……」 目頭が熱い……。 喉が詰まる……。 泣きそう……。 つか、泣いてる……? ダメだ。泣いたら。だって成田は泣く女、嫌いだもん。泣き止め私!! 「……見捨てないでください……」 泣いてるのを隠すため、顔を上げられない私は成田が今、どんな顔をしてるかわかんない。 けど、いきなりこんなこと言う私を、冷ややかな目で見てるに違いない。