その時、私は閃いた ──一緒にやればいいんじゃん!!早く終わるし、いずれ覚えなきゃいけないんだし。 「ねぇ、成田!私も手伝っていい?」 『マジで!?手伝ってくれんの!?意外と大変だぞ?』 「うん。大丈夫! 成田が毎日やってる仕事だもん。それに、1ヶ月後には私がやらなきゃいけない訳だし」 『そうだな。じゃあ半分ずつな』 そう言って成田は私にベンチの上に敷いてあった、マットレスのようなクッションのような中途半端な寝具を渡してきた。