私のこと本気じゃないっていうのはわかっていた。 けど、薄々気付いているのと目の前に突き付けられるのはワケが違う。 でも、そんな事考えていても仕方ない。 私はワタシ。 本カノと喧嘩してるときだけでいい。 ちょっとだけでも、思い出してもらえる女になりたい、そう思った。 ───────── ────── 次の日、無事三時間目にお弁当を作り終えた私は、昼休みになった瞬間に教室を飛び出し、成田のクラスに向かった。