「そこを何とか!」 「いや、ダメ!今からそんなにサボってたら、いざ付き合うってことになったとき“単位ヤバイから”って断らなくちゃならないんだぞ? 一人で寂しくサボるのと、二人でイチャイチャサボるのと、柚はどっちがいい?」 「………二人」 一人でサボってもあんまり楽しくないし。 内緒でサボってもここ以外来るところないし。 この選択はやむを得ない。 私は明日から無くなってしまうお昼寝タイムを想いながら、とぼとぼと学校に戻った。