「い、いや。まずかったワケじゃねぇよ? だけどよ、柚、管理人と向き合う気になるんじゃなかったのか?」 「え……?そうだよ」 「ならさぁ、昼とかって一緒に食うんじゃねぇの? いや、人それぞれだと思うんだけどな…… 李來は、付き合ってもないのに鬱陶しいくらい、毎日弁当作ってきたぞ?」 弁当…… いや、ムリっしょ…… 「涼さん……私、料理全然無理なんだよね……」 卵すら割れないし…… 「なら、俺が教えてやる。材料もメニューも考えるから、柚は頑張って覚えろ」