それから程なくして、李來さんが帰ってきた。 李來さんに案内されるまま階段を上って家の中に入る。 「好きなところに座って?今お茶入れるからそのあとゆっくり話ましょ?」 しばらくすると、キッチンの方か李來さんが紅茶を持って出てきた。 李來さんは私に紅茶を出して隣に座ると、 「何か悩んでるみたいだけど、私じゃ力になれない?」 優しく、聞いてきた。 紅茶のアロマ効果か、落ち着いてきた私は少しずつ話出した。