結局、私はその日の授業を全部涼さんの所でさぼった。 涼さんにちょっとずつ自分の気持ちを話し、自分がどうするべきなのか、どうしたいのか。 今の不安とか、いろいろ話していると、結構時間が経っていて、終わったときには6限目が始まってしまっていた。 面倒臭くなった私は結局午後の授業を全部さぼった。 話終えてからもずっと成田のことばっかり考えていた。 自分の気持ちに気付いてしまった今、私はどのように接すればいいのか……。