教室にはいない。
学食にも居そうにない。
なら他の教室?
捜してたら埒が明かない。
あたしは思い切ってひなたの携帯に電話した。
数回コールして留守番センター送りになる。
あいつ電話もシカトする気かよ!?
なかなか繋がらずイライラしてかけ直した。
そして5回かけ直してようやくひなたに繋がった。
『ハイ、誰』
「中田ですけど!!」
やる気のない声にイラッとする。
それでも携帯に出てくれて安心した。
「先輩、今どこですか?」
『んー屋上。寝てた』
「えっ?屋上ってカギかかってますよね……」
『多分ね。開けてあげようか?』
「え……」
一瞬、思考が停止した。
あいつどうやって屋上に行ったんだよ!?
「本校舎の屋上ですか!?行きます行きますから!」
『ん、りんごジュース買って来て』
「パシリか」
携帯を切るとあたしは律儀に自販機まで行って紙パックのりんごジュースを買った。
そして急いで屋上まで校舎の階段を駆け上がった。
学食にも居そうにない。
なら他の教室?
捜してたら埒が明かない。
あたしは思い切ってひなたの携帯に電話した。
数回コールして留守番センター送りになる。
あいつ電話もシカトする気かよ!?
なかなか繋がらずイライラしてかけ直した。
そして5回かけ直してようやくひなたに繋がった。
『ハイ、誰』
「中田ですけど!!」
やる気のない声にイラッとする。
それでも携帯に出てくれて安心した。
「先輩、今どこですか?」
『んー屋上。寝てた』
「えっ?屋上ってカギかかってますよね……」
『多分ね。開けてあげようか?』
「え……」
一瞬、思考が停止した。
あいつどうやって屋上に行ったんだよ!?
「本校舎の屋上ですか!?行きます行きますから!」
『ん、りんごジュース買って来て』
「パシリか」
携帯を切るとあたしは律儀に自販機まで行って紙パックのりんごジュースを買った。
そして急いで屋上まで校舎の階段を駆け上がった。


