その日以来沙織ちゃんはあたしによく話しかけてきてくれた。 あたしもなるべくその子と仲良くしようとした。 「ゆき!今日横浜行かない? プリ撮りに行こーっ!」 ハイテンションな沙織ちゃんはそういってあたしに飛びついた。 「いいよ~。」 あたしはニイッと歯を出して笑った。