『三つの願い事』 「……欲しいものがないのでしたら、こちらはどうでしょう。」 願い事。 今更、何を願う。 「これでしたら、ちょうどあなたの未練の大きさに等しくなります。」 しつこいな。 未練なんてないと言っているだろう。 もう面倒だ。 何を選んだって、大して変わりはない。 「じゃあ、それでいいよ。」 「……かしこまりました。」 彼はカタログを閉じた。