先生。
私はやっぱり先生が好きです。
男として、教師として……人間として、尊敬しています。
先生のような人になりたい。
「うぉーーー!俺、弟子にしてください」
先生に握手を求めたのは、真崎君。
一気に場の空気が和んだ。
真崎君は本当にいいキャラだ。
「みんな、すまん。また熱くなりすぎた」
先生は照れくさそうに頭をかきながら、謝った。
「俺も、殴りたいくらい腹が立ちました。でも、なかなかそれを口に出しては言えないんで、新垣先生が言ってくれてすっきりしました」
要君の言葉に、みんなが頷いた。
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