「翼先生までラブラブになってるじゃん。完璧に俺だけひとりぼっち」



要君はそう言った後に、また先生の怪しい視線に気付き、走って逃げた。



「待てよ~!」


「勘弁してください!!」



追いかけ合う先生と要君。


それをうらやましそうに見ていた真崎君も、一緒になって走り出す。



「先生~!俺は、先生に一生着いていきます!!」



真崎君は、先生を追いかける。



クールなタカは、その様子をにこやかに微笑んで見ていた。





それから私達は、リスにえさをあげることができるリスの館へ行ったり、モルモット館へ行ったりした。




小動物に向ける先生の温かい眼差しが好き。


びっくりするモルモットに優しく話しかける姿にきゅんとした。


「びっくりしなくても大丈夫だよ~。ほら、おいで」




きっと、こんな風な感じなのかな。

もしも、私と先生に子供ができたら……




先生はこんな優しい瞳で、子供を見つめるのかな。