白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~




「直、ごめんね。せっかく先生とディナー予約してるのに。でも、少しでも会えて嬉しい」



美穂は、最後のろうそくに火をつけ終えた。




「ありがとう。せっかく考えてくれてたのに、都合悪いって断ってごめんね」



私が謝ると、美穂も桃子もあゆみも手を左右に振りながら言う。



「全然いいよ!!誕生日当日だもんね。しかも結婚して初めてだもん」




嬉しかった。


またみんなとの友情が深くなった。




美穂と私の間にできた溝も、こうして少しずつ埋まっていく気がする。






みんなは、小さな声でハッピーバースデーの歌を歌ってくれて、私はろうそくをフーっと吹き消した。




ホテルのディナーの予約の時間までの30分、みんなとケーキを食べながら話した。




「翼先生とはどう?」



私がそう聞くと、騒いでいた男性陣も黙って桃子の返事を待った。





「私のことはいいからぁ!」



真っ赤になる桃子。