白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~




「みんなぁぁ」



私が涙をこぼすと、みんなが笑い出す。




「やっぱり泣いた~!!」




桃子、美穂、あゆみ、要君、真崎君。




ごめんね。


ごめんね、本当に。





こんな嬉しいサプライズを用意してくれていたのに、私はこの集まりを避けていた。




「直っぺ、一口だけ食えよ~」



「この後、高級ディナーが待ってんだろ?でも、このケーキもなかなかうまいぞ」



要君と真崎君は、先生の手を引っ張って間に座らせた。



「本当にびっくりしたよぉ」



美穂と桃子の間に座った私。



「美穂の提案だったんだ!直の誕生日会しようって」



桃子が教えてくれた。


美穂は、あゆみと一緒にろうそくに火をつけるのに必死だった。





向かい側に座る先生が、優しく微笑んでくれる。




「慎司と要君から電話があったんだよ。だから、こっそり連れてきた。本当は今日は直を独り占めしたかったんだけどなぁ」



先生はそう言って、真崎君と要君の肩に手を回した。