「先生、寝ちゃったの?」 直の膝枕は気持ちが良い。 目を閉じて、俺は心の中を整理していた。 決めた。 神田由利とは会わない。 「な~お」 「なあに?」 「直のここ、好き」 ここ、最高。 俺の奥さんの膝の上。 おでこに乗せられた優しい手も…… たまんねぇ。 この人は、俺が選んだ世界一の奥さん。 だから…… 俺が守る。 ―先生目線END―