「今、翼先生はトイレに行ってるから。桃子ちゃん、何か俺に相談あればいつでも言ってね。俺、翼先生と仲良くなれそうだし、協力するよ」




「ありがとうございます。翼先生と新垣先生のツーショットめちゃめちゃかっこ良かったです」




桃子はそう言って、トイレから戻ってくる翼先生をチラっと見た。




「もう戻って来ちゃった」



桃子は、まだ何か先生に話したいことがあったようで、口をもごもごさせていた。




「桃ちゃん、トイレ行かなくて大丈夫か?」



も、ももちゃん?



私と先生は顔を見合わせて、目を見開いた。




翼先生は“桃ちゃん”と呼ぶことにもう慣れているように見えた。



どうやらもうずいぶん進展しちゃってるみたい。