暫くして部屋に人が入ってきた気配がした 「日向…」 大好きな声が聞こえて 静かに目を開けると 「蓮……」 スーツ姿の私の愛しい人が立っていた 蓮の姿を見た瞬間 泣きすぎてもう枯れてしまったんだと思っていた目からまた涙が溢れた