『えっ?旦那様に逢われませんでした?』 「蓮に!? 逢ってないですけど…? 蓮は部屋で仕事してるんじゃないですか?」 『いえ、奥様を迎いに行くから帰っていいって旦那様からお電話を頂いたので私は帰ってきたんですが…』 「じゃあ蓮が迎えに来てくれるんですね?」 『はい…すみません 旦那様に連絡してみて下さい』 「わかりました…じゃっ」 ─ピッ 電話を切って蓮に電話をかけようとしたら