捨てられた人形



すると咲ちゃん達は


私に気づいた。


「ユ…キ」


泣きそうな顔で
こっちへ走ってきた。


私はヒトの前では
しゃべってはいけない



「…」

私が黙りこんでいると

「お母さん…やっぱユキは捨てられないよ!!」


咲ちゃんは叫んだ。


嬉しくて。

思わず私は微笑んだ。