タイムオーバー☆

催事場き行き
積んである商品を
台車に乗せる。

撤去作業中の間
アイツの言葉が頭を過ぎる

何であんなことを言うんだろう…


そっかぁ〜
彼は私の事なんか
綺麗さっぱり忘れて
新しい人がいるんだし…

私があの時のまんま
止まってるのを
気づかれた

…(?_?)マサカネ


そんな迷った自分に
負けたくないよ

アイツにも自分の気持ちにも…


強い女って

私強くないし

1年半付き合って
ホントの私を見てなかったんだ

悲しいね



モヤモヤした気持ちで作業をしてると
誰かが側に近寄ってきた


「催事もらったんだ」


さっきアイツと話してた
他社メーカーが声をかけてきた

私は愛想のない会釈を返した


「安藤さんはいい人よ。
気にしたらあかんよ」


あんたにアイツの何がわかんの!

心でクスッと笑った


「全然気にしてないのでお気遣いなく」


他社さんはムッとして
その場を立ち去った


私、嫌な女かも…