『ねえお姉ちゃん…


友達の縁って
そんな簡単なもの?』



『ん〜
簡単じゃないけどもろい!

私の存在がありながら
彼が彼女を選んだことから
始まったイザコザは
それとは関係なく
学生時代から
亜里沙が私に抱いた憎しみ

親友だと思ってたのは
私だけ…ってやつ』



『なんか複雑…』



『恋人より
友達からの仕打ちが
ショックやった』



『………』


私の言葉に
りーちゃんは返答に困ってた



『あっ、もうはっきりと
亜里沙に友達辞める宣言
したからスッキリしたよ!

彼とは痛い思いをしたけど
いい思い出に変わったし
彼女とは苦い思い出になったけど
いつか笑えるかなって!』



『お姉ちゃん好き』


きゃっ



りーちゃんが私をぎゅっ〜と



えっ?




抱きしめられて
びっくりしたけど
久しぶりの人肌(笑)


ありがとう
私は大丈夫よ!