タイムオーバー☆


ホテルを出て
スタスタと駅に向かった

涙が頬を伝う…

彼に句切をつける
その苦しさを噛み締めた


信号が変わり
渡ろうとした時に
見覚えのある車が…


あっ



トワだ



彼も私に気づいて
手を挙げた


『おう
ナナに電話しようと思っててん』


『えっ、私に?』


『おお。信号変わるし
乗って

危ないからここから』

彼は車から降りて
スライドドアを開けた

私は少しためらった後
車に乗った


懐かしい匂い

左ハンドルで広い車内
右側の助手席に久々の
違和感を感じた

…(v_v)



『この感じ久しぶり』


『ナナが隣に座るのもな』

キョロキョロする私に
彼が笑う





車が走った瞬間に
彼の携帯が鳴った

「おう」


「今タクヤを乗せたでしょ。止まってよ!」


大声で叫ぶ受話器越しの声

亜里沙だと直ぐにわかった


振り返ると
歩道を走る亜里沙が…


「お前は2次会行くんやろ。
俺はナナに用があんねん」


「いいから止まって」