タイムオーバー☆

しばらくしてチャイムが鳴った



まさかコウイチ?


狭い部屋を走って玄関に駆け寄った



玄関を開けると杏子だった



「どしたん?」




「どしたん・・・ってあんた
こっちのセリフやわ!


コウイチから電話がかかってきて
一方的にガンガン喋って

お願いやから
今日、タクヤん家に泊まってって!
言われて、
急に家を出ることになったから
あんたの事が心配なんやって!」



「そっか。コウイチらしいな~。

嬉しっ!

でも私は大丈夫。」


「せっかくだから泊まってくよ」



「直人さんのお許しは?」


「タクヤん家だからいいって」


「ありがと。
でも明日私仕事やで」



「うん。朝ごはん作って帰るから」



「よろしくぅ」