「それで
元気づけてくれた彼のことが…



手を見せて




もうセーブできなくなったってことかっ」


…(゚o゚;;ギクッ



「何でもお見通しなのね。


彼、もうすぐ結婚するんです…

家も出るし



だから
私の気持ちは封印することに決めたの





でも昨日…
もうちょっとで友達の一線を越えそうになって」




「ナナミさんはどうしたいの?」



「彼を手に入れたい…

けど
彼女のことを考えたら…」



「それって
彼がナナミさんの方に
気持ちが向いてるって
聞こえるけど…」



「自身過剰かもしれないけど
彼の気持ちは私に向いてると思う…」



「そう〜
それであなたは
頑張って理性を保ってるんだ」


心の中を見透かされて
苦笑いしかできなかった