帰り道
営業車を駐車場に止めて
ある場所に向かった



階段を下りると



そう…以前、途中で帰った『占いの館』





ちょっと
ためらいながらドアを開けると
あの人がいた





「いらっしゃい

あなたが来ることはわかってたわ

どうぞ」





コワッ(゚o゚)
何で来るのがわかんのよ


キョトンとする私を見て
占い師さんは微笑んだ




「何を占いましょうか?」


「言わなくても
わかってたり…」




「好きなカードを選んで」




カードを選んで
目で合図した





「本当にこれでいい?」




「はい」




「あなたはしっかりと自分の意志を持った人

これはカードを見なくても
あなたを知れば
わかることね(笑)



やっぱり…



もう事が起こった後でしょ」



私はコクンとうなずいた…



「あの2人の事は
もういいんです。

私より彼女の方が
魅力があったってことだから…


彼の心変わりも

亜里沙に彼を奪われたってことも

彼を失って苦しんだことはもう過去のこと…


あっ!でも
2人を許せない自分がいるのも本当です」

…(^-^; (笑)