3人の想い

「タカ先輩、美雪先輩のおっしゃったとおりで間違いないですか?」


私の真剣な表情を見て、タカ先輩はちゃんと答えてくれた。


「ああ、美雪とは本気だ」


どうやら、本当らしい。


でも……


「じゃあ、なんで今までは歩くエロマシーンなんて言われるようなことしてたんです?」


今日、私はタカ先輩にゲレンデで助けてもらった。


それに、さっきのリョウ先輩とみのりちゃんとのことでも、タカ先輩は2人のためにいろいろおせっかいを焼いていたらしい。


美雪先輩もそれがタカ先輩のいいところの一つだって言ってたし。


でも、どうしても、体だけの付き合いをしていたというのは女として許せない。