「あの…好きです」

「うん?」

オレの笑顔は張り付いた。

「好き…なんです」

「…うん」

相手に合わせて、オレの声もしぼんだ。

…ていうか、この状況は何だ?

オレに告白してきたのは、同じバスケ部の1年生。

そしてオレは2年生、コイツの先輩だ。

しかし…ウチの学校は『男子校』。

告白されても…正直困る。

こういうのが今まで無かったワケじゃないから、余計に、か?