「暑い夏にはやっぱりプールが似合う!」


「暑い夏にはやっぱり宮地も似合う!」




宮地は最後に、イェー!!と歓声をクラスの男から浴びたのち、飛び込み台から飛び込んだ.


バッシャーン.
大きな波を立て、しぶきが舞う

「宮地選手ー!!豪快な飛び込みでした!!見事金メダルです!!今の気持ちは!?」



一瞬、水面が綺麗になったかと思うと、また大きな波が立った.水面から勢いよく飛び出した宮地に、クラスの男子がふざけて問う.




「うれしっス!まさかとれるとは思ってませんでした!自分うれしっス!!」


期待に応えるかのように言葉を返し、クラスの男子を爆笑させる.


それに満足をするかのように、宮地は満面の笑み.

そんな宮地をただひらすら見つめる少女がいた.