「冷静を気取っていられるのも今のうちですよぉ?いいですか、・・・・・・あなたには何もできないんです!」 森田は赤坂の言葉を受け取ると、おもむろにポケットに右手を突っ込む. そして不愉快そうな目で、赤坂を睨みつける. 「もし―――――俺が世界を救うヒーローだったらどうする?」 「いまそんな仮説をしても、何も面白くないですよ」