「あなたですか・・・?」 「ああ」 森田厳はエンドレス最下部の巨大な柱をえぐりちぎり、その剛腕で担ぎ上げ、赤坂肇に言い放つ. 支えを失ったエンドレスには崩壊の警告が響く. 一つ、二つと、二人の周りには硬そうなコンクリートが小雨のようにパラパラと降り始める. 「・・・・・・あなたもとことん馬鹿ですね」 「まさか、たった一本抜くだけで崩壊するとはな・・・・・・・・・案外もろいんだなココ」