「いや、でも、ただの伝説だぞ」 相原は絡み合う枝の隙間からのぞける空を見つめる. もうそこには青はない. 「もうこれしかないんだ」 神田は腰に手をあてて、神妙に顔を作ってみせる 「もう、・・・これしか・・・・・・・・・」