「あんた・・・・・・何か知ってんのか・・・?」


虚ろな目で瀬戸は訊く.



「何も知らない・・・!自分は・・・・・・・・・。とにかくもう、終わりなんだ!」



「終わり?」



「島も、世界も、自分たちも・・・!全部!!」


長く垂れた金髪がびっしょりになり、その大きな手で頭を抱えた.


「もう逃げられない・・・」


「おい、・・・・・・・・・?!」