銃を向ける後藤.なんの躊躇いもなく.その様子は慣れきっていると思わせる.


「・・・・・・こないで」


怯えた表情で言葉を放つのは、まだ幼いセーラー服姿の少女だった.


「女か」



自分に抵抗できる力のない人間だと分かると、即座に向けていた銃を下ろした.








「わたしを・・・・・・わたしの目・・・」




不安と恐怖を入り交えながら、後藤へと歩を進めてくる




「・・・・・・?」




彼女の言っていることがわからない・・・


なんなのだろう?こいつ・・・



不思議な気持ちと、消えかけていた警戒心が再び生まれる.




「・・・おい・・・・・・!」


歩み寄ってくる彼女に対し、今度は日本刀を構えた.