「さっき、地震があったでしょう」


さっきまで早口だった口調が急に穏やかになる


「・・・・・・」



「産み落とされたんですよ.もう遅いのです」



「お前・・・・・・!何が狙いなんだ・・・?」


迫った赤坂にそう告げると、赤坂は山崎の目と鼻の先へと顔を近づけた


「ぜ つ ぼ う」


わざとばらばらにした言葉を紡ぎ出し二人に恐怖を与えると、赤坂は再び高笑いを始める