終点までたどり着けたのだろうか...



ゆっくりとロイは体を起こすと再び引き起こした激痛に耐え、上下左右もわからないまま立ち上がった




「・・・・・・」


心臓が悲鳴をあげ、体中が軋んでいる


腕がだらんと垂れ下がり、意識が朦朧とする


ふらふらの体に鞭をうつと見えない入口へと足を進めた


「あぁ・・・・・・もうすぐだ」


はちきれそうな肺に、呼吸がだんだんと弱くなっていた.視界が狭くなってきたのを確認すると、静かにロイは死期を悟った...