「俺のそば、離れんな。」


山崎の指示通りにぴったりと真希はくっつく.

何よりガイレンピアが怖く、雰囲気もえげつないから.誰かが近くにいてくれることが嬉しい.



――――そして、・・・・・・それはやってくる.



ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

危険を察知した山崎はすぐさま、真希の手を固く握り締める

耳を押さえ、しゃがみこむ真希
「きゃぁぁ!!」

「大丈夫だ・・・.」

山崎は真希の体を庇うように覆い被さった
そして揺れる景色と共に、二人は暗闇へと転がっていった