「私もぉ・・・・・・大好き」


愛実の目からも大量の涙がこぼれ落ち、泣きに泣きじゃくった

両手で目をこすり、溢れる涙をせき止めようとするが、どうしても止まってはくれない


「うぇ・・・ええん」



大号泣する二人は未だ繋がったままで、愛は残されていた


こぼれ落ちた涙は二人の愛を濡らし、ぽっかりと空いた心の隙間までもを埋め始める

宮地は愛実の唇をみつめ、三度目のキスをすると、何か安心したかのように涙を止めた



そしてまた泣きじゃくる愛実の小さな体を抱きしめると、優しい笑顔を作ってみせた


「大好きなんだよ」

二人の体と心からは、たくさんの『大好き』が溢れていた